過去歴からひも解く

人はどのような時に喜びを感じるのでしょうか。一番に考えられるのは、やはり人からの感謝です。
困っている人を助けたとき、お礼を言われて嬉しくなったらまた人の手助けをしたいというのは誰もが感じることかと思います。
さらにその喜びは連鎖して、人に助けられて嬉しく感じた人は、今度は誰かの助けになろうと考えるものです。

実際に人助けの行動に起こすことは難しいことですし、また人との繋がりが希薄になってきたことから、行動に勇気が必要な時代にもなってきました。
ですが、中には自然とこのような行動が出来る人がいます。そういう人いわく、考えて行動をしているのではなく、身体が自然と動き出してしまうのだそうです。
人間は頭の良い生き物ですが、普段しなれていないこと、練習をしていないこと、したことのないことを、咄嗟に出来るような行動力はないようです。
普段からこのような人助けといった行動を想定しておかなくては体が動かない、ためらってしまうものだそうです。

これは仕事でも同じことが言えます。普段からしていないことを急にやろうとしても上手く出来るはずがありません。
またやり遂げる自信も少ないのではないでしょうか。
こんな時に役に立つのは過去歴を探ることです。仕事において、多くの場合は過去の対象方法が残っています。記録として残っていなくても、誰かの記憶に残っていることもあります。そこからなぞらえ今の状況をあてはめ、どのように対処すべきかを見つけ出すことが手がかりになります。
マニュアルがない中過去歴からひも解いて作り上げた時には、仕事に対するやりがいを感じるものです。
このやりがいが次のステップへと駆り立ててくれますので、必要な体験ではないかと考えます。難しいからと投げ出さず、周りの手を借りながら達成した仕事は何年経っても忘れることがないものです。